Photo：Yuka Uesawa    Text：Momoko Yokomizo

気取らない味わいで、日常に幸せを運んでくれる、アイルランド生まれのキャンベルズ・パーフェクト・ティー。ひとりで飲んでもみんなで飲んでもおいしい、毎日の相棒です。

そんな黄色い缶に魅了された、素敵なあの人とキャンベルズ・パーフェクト・ティーのおいしい時間をあれこれ伺う、この連載。

今回ティータイムについて教えてくれたのは、ナチュラルチーズ専門オンラインショップ『sundayfromage』の倉島尚代さんです。

紅茶とチーズのおいしい関係

倉島さんが運営する『sundayfromage』は“おいしいと可愛い”を届けてくれる、これまでにないスタイルのチーズショップ。こだわりを持って選んだチーズには洋菓子を思わせるラッピングが施され、とても素敵なのです。

チーズといえばワインのイメージですが、倉島さんはキャンベルズ・パーフェクト・ティーとチーズを合わせて楽しむことも多いそう。その意外な組み合わせを見せていただくことになり、まずはお気に入りのポットでティータイムの準備を。

「ヤエカで買ったガラスのポットはやかんとして使えるので、紅茶をいれるまでこれひとつで完結してくれる便利さが嬉しい。美しい佇まいにも惚れ惚れします。ガラス製なので、扱うときにはちょっと緊張感もあるけれど（笑）」

蒸らしている間、ガーネット色のきれいな水色（すいしょく）を眺めるのも楽しみのひとつ。

冬のごちそう、モンドール

この日のティータイムに倉島さんが選んだチーズは、モンドール。フランスとスイスの国境周辺で作られ、販売時期は初秋から春先までと決められている特別なチーズで、ミルクの風味に香ばしいモミの木の香りが加わった濃厚な味わいが特長なのだそう。

「モンドールは熟成が進んでトロトロになったものが日本ではおなじみですが、本来はフレッシュさを楽しむチーズ。スプーンで固まりがすくえるくらいの若いほうが風味が良く、まるでカスタードのようなおいしさです。紅茶ととてもよく合って、むしろワインよりもチーズの香りが引き立つんですよ」

さっそく、紅茶とワイン、それぞれを合わせて味見させていただくと……、確かに、紅茶との組み合わせのほうがチーズの味わいをはっきりと感じることが。これは新発見です！

チーズが主役のティータイム

ティータイムの準備が整ったところで、倉島さんが出してくださったのがこちらのセット。モンドールに添えたのは、スパイスや蜂蜜をふんだんに使ったフランスの伝統的なパン菓子、パンドエピス。

「少し温めたパンドエピスに、フレッシュなモンドールをのせて。ほんのり甘くてしっとりとしたパンデピスとモンドールの余韻を残すうまみに、すっきりとした後味のキャンベルズティーがとてもよく合って、最高の組み合わせです」

チーズ好きにはたまらない冬のごちそうに、軽やかなストレートティーがぴったりと寄り添います。

おなかに優しい、温かい紅茶の魔法

チーズと紅茶は一緒にいただくとおいしさが倍増するだけでなく、もうひとついいことが。

「チーズによっては、冷たい飲み物と一緒に食べるとお腹の中で固まりやすくなってしまうことも。温かい紅茶は消化に効果的なので、濃厚なチーズでも食後に重たさを感じにくいんですよ」

確かに、よく冷えたワインと食べるときなどおなかにたまるような感覚がありますよね。温かい紅茶と飲みながらだとするりと入っていきます。

忙しいときはお手製ティーバッグで

キャンベルズ・パーフェクト・ティーは、倉島さんの日常において朝から晩まで欠かせないもの。1日何杯も飲むので、あらかじめティーバッグに小分けにして缶で保存し、忙しいときでもすぐにいれられるよう準備万端に。

「渋みが少なくまろやかな口当たりが好みです。ストレートで飲むことが多いですが、夏場は原液を作ってアイスミルクティーにすることも。味がぶれず、どんないれ方でもいつもおいしい」

ティーバッグにはティースプーン1杯分の茶葉をいれて。カップに直でいれてお湯をそそぐ時短スタイルでも、変わらないおいしさを実感しているそう。

毎晩欠かせない。寝る前のリラックスタイム

いつも紅茶を傍らに置く倉島さんの姿に影響を受け、5歳の息子さんもキャンベルズ・パーフェクト・ティーのファンとか（オトナ！）。ストレートティーに、氷を2～3個入れて飲むのがお気に入りなのだそう。

「寝る前に飲むと、ほっと落ち着くのかよく眠れているように感じます。ほぼ毎晩紅茶を用意してあげるのですが、いつもハァ～っとうれしそうな声を出しながら飲んでいるんですよ（笑）」

小さな男の子がため息をもらして紅茶を飲む姿、想像しただけでたまらないですね！　

チーズと紅茶、両方の楽しみ方を広げる倉島さんのティータイム。新しいおいしさに出会えたときの感動は格別なものです。豊富なバリエーションが魅力のチーズには、まだまだたくさん紅茶に合うものがありそう。