13 Feb | 2016
Hazelnut Brownies
チョコレートを使った焼き菓子の中ではいちばんポピュラー。
ミルクティーと合わせると、冬ならではのリッチな組み合わせが楽しめます。
フランスに負けず劣らず、イギリスの人々もチョコレートが大好き。ロンドンにはパリほど高級ショコラティエは多くありませんが、カジュアルでおいしいチョコレートのお店はたくさんあります。
チョコレートを使ったお菓子も人気が高く、街でよく見かけるのはブラウニー。もともとアメリカが発祥のようですが、イギリスでもすっかり浸透していて、現地の「British Baking」(イギリスの焼き菓子)のレシピ本にもひんぱんに登場します。
いろいろなブラウニーがありますが、最近気に入っているのは、キャラメルがけしたヘーゼルナッツを加えるレシピ。ちょっと手間はかかるけれど、キャラメルのほろ苦さとナッツの歯ごたえが加わると、一段と奥行きのある味になります。ヘーゼルナッツの代わりに、クルミでもつくれます。
チョコレートはデリケートな素材なので、温度管理が大切。湯せんで溶かしたチョコレートは、温度が下がるとまた固まるので、完全に溶けた状態をキープしてください。焼く前の生地が均一でないと、焼き上がりの色もまだらになるので、生地はしっかり混ぜること。同じ生地でも、焼き時間のちょっとした違いで食感が変わるので、いろいろ試してみてください。
焼きあがったら、細長い棒状やスクエアなど、お好きな形に切り分けて。そのままおやつにはもちろん、泡立てた生クリームを添えれば、食後のデザートにもなります。
チョコレートにはコーヒーのイメージが強いですが、ビターな甘さのブラウニーと濃いめに入れたミルクティーも、実は抜群の相性。冬ならではのこっくりした甘いひとときが楽しめますよ。
Recipe
作り方
- ヘーゼルナッツは160℃のオーブンで8〜10分ローストする。型にベーキングペーパーを敷く。薄力粉とココアパウダーを合わせてふるう。オーブンは180℃に温めておく。
- バターとチョコレートはボウルに入れ、湯煎にかけて溶かす。
- 別のボウルに卵を割りほぐし、Aのグラニュー糖を加え、ハンドミキサーで白っぽくなるまで撹拌する。
- 厚手の小鍋にBのグラニュー糖を入れて中火にかけ、グラニュー糖が溶けて茶色く色づいてきたら、ヘーゼルナッツを加えて木べらで混ぜる。茶色が一段と濃くなり、香ばしい香りがしてきたら、生クリームを加えて手早く混ぜ、火を止める。
- 3に1を加えてしっかりと混ぜ、ふるった粉類も加えてよく混ぜる。最後に4)をキャラメルごと加え、さっと混ぜて、型に均一に流す。
- 180℃のオーブンで10分、170℃に下げてさらに15分焼く。粗熱をとって型から外し、完全に冷めたら16等分にカットする。
材料(21cm×21cmのスクエア型・1台分)
無塩バター 140g、製菓用チョコレート 140g、卵 3個、Aグラニュー糖 150g、薄力粉 80g、ココアパウダー 13g、ヘーゼルナッツ 60g、Bグラニュー糖 50g、生クリーム 40g